アニメ『ルパン三世』の次元大介役を放送開始から50年間務めてきた声優・小林清志(88)が、きょう9日深夜(0:55〜)から放送された『ルパン三世 PART6』の初回「EPISODE 0 −時代−」をもって、最後の出演となった。次回からは、小林からバトンを受け取った、大塚明夫が次元役を担当する。
この日の放送は、次元が「とうとう俺も潮時かもしれない」「何だか相棒との人生を振り返っちまったよ」「俺はな、お前みたいに時代と寝るような人間じゃねえんだよ」と言ったり、ルパンは「時代が変わっちまっても変わらねえ味はある」など、粋な演出やせりふが随所に散りばめられていた。
小林のラスト出演にSNSでも多くの反響が寄せられ、ファンからは「寂しい」「幸せな時間をありがとう」「小林さんの次元は永遠」「最後までクラシックでかっこよかった」など、小林をねぎらう言葉が続出している。
9月7日に次元役を交代することが発表され、その際に小林は「ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。これまで応援してくれた人たちにお礼を申し上げる。ありがとうございました。ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ。」と別れを告げ「あとは明夫ちゃんに委ねます。頑張ってちょうだい」と大塚にエールを送っていた。
これで同アニメの主要キャラクターであるルパン三世、次元大介、石川五ェ門、峰不二子、銭形幸一(銭形警部)全員の声が、代替わりを果たしたことになる。
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