12日に放送された吉高由里子主演のTBS金曜ドラマ「最愛」第5話は、9年ぶりに再会を果たした主人公・梨央(吉高)と優(高橋文哉)姉弟を巡る涙の展開に。1話ごとにショッキングな事実が浮上する目まぐるしい展開に加え、忌まわしい過去に苦しみながら互いを守ろうとする姉弟の絆が視聴者を揺さぶった(以下ネタバレあり。5話の詳細に触れています)。
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本作は、吉高演じる殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央と、梨央の初恋の相手であり事件の真相を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平)、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)の3人を軸に、15年前に起きた未解決事件の行方を追うサスペンス。2014年のドラマ「Nのために」の塚原あゆ子監督、新井順子プロデューサー、脚本家の奥寺佐渡子のトリオだけに、「目が離せない」予測不可能なストーリー展開や緻密な心理描写が話題を呼んでいる。
5話では、梨央&優姉弟と、優をマークする警察の追走劇が展開。弟を警察に引き渡したくない梨央、逃げ続けるのが苦しい優、そして幼馴染である優への愛おしさと職務の狭間で引き裂かれる大輝、それぞれ大切な人を想う気持ちが錯綜。SNS上ではその姿に「苦しすぎる」「涙が止まらない」「切ない」など心を揺さぶられた視聴者の感想が多く寄せられていた。
5話は、優が梨央に長年姿を見せなかった理由を告白するところから始まった。優は、梨央がかつて消去した携帯の映像を復元し、自身が15年前に梨央を襲った大学院生の渡辺康介(朝井大智)を刺したことを知り、大切な人たちを事件に巻き込まぬよう姿を消したのだという。大輝ら警察が姉弟を追う一方、姉弟は生まれ故郷へ。父(光石研)の残したパソコンから、さらなる衝撃映像が発見され、警察が姉弟に迫ったところで幕を閉じた。
SNS上で圧倒的に多く見られるのが「優は犯人ではない」説。真犯人は、意外にも梨央にひたすら尽くす加瀬なのではないかとにらむ声も挙がっている。そして、タイトルの「最愛」が意味するもの。主人公・梨央にとっての「最愛」の存在とは一体誰なのか。謎解きに加え、涙を誘う展開に中毒になる視聴者が続出している。(編集部・石井百合子)
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