将棋の藤井聡太王位(18)=棋聖=に豊島将之竜王(31)=叡王=が挑戦している第62期王位戦七番勝負第2局が14日、北海道旭川市の花月会館で前日から指し継がれ、後手の藤井王位が勝ち、シリーズ1勝1敗のタイとした。
過去の藤井の対豊島戦成績は1勝7敗。本局も第1局に続いて徐々に形勢を損ねたが、終盤の寄せ合いで辛くも勝利を引き寄せた。
ともに居飛車党で隙のない棋風も似ている2人。豊島の誘導でやや珍しい戦型「角換わり相早繰り銀」になり。序盤は先後同型に近い形で進行した。2日目から大きく局面が動く中、主導権を握った豊島がリードを拡大していったが、最終盤でもつれる激戦になり、藤井が持ち前の終盤力を発揮した。
1週間後の21日から神戸市で王位戦第3局が行われる。さらに25日からは藤井が豊島に挑戦する叡王戦五番勝負も開幕する。両雄による長い夏はまだまだ続く。
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