俳優、ディーン・フジオカ(40)が14日スタートのNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・0)で、明治時代の実業家、五代友厚を再び演じることが9日、分かった。ディーンといえば2015年のNHK連続テレビ小説「あさが来た」で同役を演じ、爽やかな笑顔で“五代様”と親しまれて大ブレーク。「時を超えた不思議な縁を感じております」と喜んでいる。
ディーン演じる“五代様”が、今度は大河で戻ってくる。
ディーンは2005年に香港で俳優デビューし、台湾を中心に活躍。キャリア10年の節目となる15年に“逆輸入俳優”として故郷の日本で活動を開始すると、「あさが来た」で主人公(波瑠、29)を支える実業家、五代を演じて大当たり。爽やかな笑顔で視聴者をとりこにし、志半ばに亡くなると、“五代ロス”と呼ばれる社会現象まで起きた。
初の大河出演となったディーンは、「五代友厚役を再び演じる機会をいただいたことを心からうれしく思うとともに、時を超えた不思議な縁を感じております」と、思いを込めた。朝ドラと大河で同じ人物を演じることは珍しく、大きな話題を集めそうだ。
「青天を衝け」は俳優、吉沢亮(27)演じる実業家、渋沢栄一の人生を描く物語。五代は富国強兵を唱えて英国に留学するなど世界的な視野を持ち、渋沢と数奇な運命で結ばれる。パリ万博を舞台に対立する立場にあった後、渋沢とともに官から民に下り実業界を支え「西の五代、東の渋沢」と称される実業家となった。
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