堀北真希や黒木メイサ、桐谷美玲らを輩出した大手芸能事務所「スウィートパワー」。同社の岡田直弓社長(53)が所属女優にセクハラ行為を続けていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。 【画像】セクハラ行為が発覚した岡田社長 1996年にスウィートパワーを設立した岡田氏。男性俳優部門を立ち上げるまで、芸能界を引退した堀北を筆頭に所属タレントの全員が女性だった。 「スウィートパワーの特色は岡田氏のスカウト力。社員を地方に住みこませ、美少女を探し出すのです。長年マネジメント業界を渡り歩いてきた岡田氏の“審美眼”は天才的で、これまで彼女が見初めた女優はほとんど売れています」(スポーツ紙記者) 被害者の鈴木友花さん(仮名)も、事務所のスカウトによって芸能界入り。女優として活動している。 事務所関係者が証言する。 「岡田さんの自宅は都内の高級住宅街の一角にある豪邸。3階が岡田さんの部屋なのですが、実は鈴木もそこに住まわせているのです」 岡田氏の寝室にはダブルベッドが置かれている。そこに、鈴木を呼び寄せ、体を触るなどのセクハラ行為を続けてきたという。 実際、鈴木自身も親しい知人にこう訴えている。 「岡田さんの部屋にダブルベッドがあって、1年半くらい一緒に寝ていました。ベッドの中で、手を繋がれたり、すごく嫌だった」 鈴木に事実関係の確認を求めた。 ――お答えしにくいと思いますが……社長からセクハラを受けていませんか? 「……今はお答えできないです」 一方の岡田氏はどう答えるのか。本人に話を聞いた。
「みんな1人ずつダブルベッドで寝てます」
――鈴木さんと自宅の3階で一緒に寝ていますよね、ダブルベッドを置いて。 「あそこは(事務所の)寮なんですよ。みんないるので。何人も。みんな1人ずつダブルベッドで寝てますから」 ――一緒のベッドで寝たことはありませんか? 「ないです」 ――女優さんは基本的に弱い立場ですよね? 「弱い立場? それはやる気のある子(の話)です。うちは違う。やる気のない子をスカウトして説得して頭下げて仕事をしてもらっている。だから、いつでも辞められる。もし、そんなことあったらとっくに実家に帰ってるでしょう」 セクハラ問題に詳しい板倉由実弁護士が指摘する。 「上下関係・優越関係を利用したセクハラは不法行為、安全配慮義務違反に当たり、損害賠償請求の対象になり得ます。被害者が未成年のため『無知・未経験』が賠償責任を加重する要素にもなり得る。本件では単に社長と所属タレントという関係を超えて社長の自宅で生活し、生活全般を管理・指導されていることから『監護者わいせつ罪』に該当する可能性もあります。芸能界において圧倒的な影響力のある社長に、声を上げれば自分の夢や人生を棒に振る可能性もある。こうした『関係性の暴力』を問題視しようとする社会的要請が高まる中、『抵抗しよう思えばいつでも抵抗できる、声を上げられるはず』という考え方は性被害の実態に反します」 海外では、ハリウッドの著名プロデューサーへの性被害告発が#MeToo運動の発端となった。日本でも、「週刊文春」はジャニーズ事務所の社長(当時)の所属タレントへのセクハラ行為を報じ、裁判でも事実と認定されたが、テレビも含めた芸能界では「なかったこと」にされてきた。今回のセクハラ問題に関して、芸能ビジネスに関わる人々がどのような対応をとるのか。芸能ビジネスのあり方が問われている。 3月11日(木)発売の「週刊文春」では、岡田氏が鈴木に続けてきたセクハラ行為のほか、“敏腕社長”として知られる岡田氏の人物像、事務所を退所した元KARAのジヨン(知英)との関係、鈴木が事務所スタッフらに明かした悲痛な想い、岡田氏との2時間にわたる一問一答などについて詳報している。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年3月18日号
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