(CNN) 俳優のマイケル・J・フォックスさんが新著の中で、健康上の理由から2度目の引退を宣言した。米誌ピープルが伝えた。
フォックスさんは数十年前にパーキンソン病と診断され、2018年には脊椎(せきつい)の非がん性腫瘍(しゅよう)を摘出する手術を受けていた。
新著「No Time Like the Future」の中で自身の思いを語ったフォックスさんは、「単語を取り込んで、それを逐一言葉で繰り返す能力が衰えた」と告白、「どんなものにも時がある。12時間の仕事に打ち込んで、7ページ分の会話を暗記していた僕の時は、最高の過去になる」と記した。
フォックスさんはコメディードラマ「ファミリータイズ」主演で有名になり、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや「ティーン・ウルフ」などのヒット作に出演。テレビ番組には「スピン・シティ」で復帰していた。
しかし「僕自身と、プロデューサー、監督、エディター、それに窮地に立たされた気の毒なスクリプター、そして言うまでもなくちょっとしたペースを楽しむ役者たちの公平のために、僕は2度目の引退に入る」と宣言した。
「それは変わるかもしれない。全ては変わるものだから。でも、もしこれが僕の俳優のキャリアの終わりなら、それでいい」。フォックスさんはそう記している。
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