テレビ朝日「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」などのバラエティーや舞台で小松さんとの名コンビぶりを見せてきた俳優の伊東四朗(83)は「俺より先に逝くなんて馬鹿野郎。会いたかった」と、悲しみをあらわにした。今年5月、トークイベントにゲスト出演してもらう予定だったが、コロナ禍で中止になり、かなわなかった。
遺作のドラマ「すぐ死ぬんだから」に主演した女優の三田佳子(79)は、三田に思いを寄せる役だった小松さんの演技を「何とも言えない飄々とした老境の味わいが素晴らしかった」とたたえた。
50年以上の親交があった歌手の園まり(76)は公式ブログで「お兄さんのような存在で大変お世話になりました」と感謝。16年にはデュエット曲「あんたなんか」を発表し、「一緒にデュエット出来たことが心の宝物」と振り返った。
ドラマ「植木等とのぼせもん」で小松さん役を演じた俳優・志尊淳(25)は「常に周りを笑顔にされてる小松さんが脳裏に焼き付いてます。いつお会いしても本当に楽しそうに貴重な話をしてくださいました」と回想。
感謝と共に「小松政夫さんとして生きれた事、誇りに思います。天国で親父さん(植木等)とゆっくりできてますように」と述べ、「また、また、また、またお会いしましょうね。さよなら。さよなら。さよなら。」と、小松さんの持ちネタだった淀川長治さんのモノマネで追悼した。
日本喜劇人協会の元会長・大村崑(89)は「気遣いのある誠実な人で、会話中は私の目をしっかり見て、うなずいてくれた。芝居出身の私とは笑いの種類こそ違うけれど、喜劇人としての才能を強く感じていた」と人柄をしのんだ。現副会長の石倉三郎(74)は、関係者によると、言葉を失っていたという。先月、小松さんと「だいぶ体も良くなったから飲みに行こう!」と約束していたというが、かなわなかった。
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