映画の人気シリーズ「ミッション:インポッシブル」の新作をイギリスで撮影中の米俳優トム・クルーズさんが、新型コロナウイルス対策のルールを守らない撮影スタッフを怒鳴りつけた際のものとされる音声が16日、英紙によって報道された。
英大衆紙サンは、「またこんな真似をしたら、お前たちはクビだ」と叱責するクルーズさんの音声を伝えた。同紙によると、「コンピューター画面の前で、近すぎる距離で立っていたスタッフ2人」を目にしたクルーズさんの反応だという。
クルーズさんが主演する「ミッション:インポッシブル」の第7作は現在、イギリスで撮影中。サン紙は音声がいつのものか書いていないが、ロイターによると撮影スタッフは今月初めにイギリスに戻った。
「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作は今年2月、イタリアで撮影していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から撮影を中止していた。サン紙によるとクルーズさんは、「撮影がこれ以上、絶対に遅れないようにしていた」。
音声でクルーズさんは激しい口調で、「自分たちのおかげでいまハリウッドでは映画を作っているんだ。我々が何千もの雇用を創り出しているんだ」と怒鳴っている。
「それだけだ。謝ってもだめだ。この業界が活動停止しているせいで、自宅を失う人たちに同じことを言ってみろ。謝ったところで、その人たちが食事にありつけるわけでも、大学の学費が払えるわけでもない」
「自分は毎晩、寝ながらそのことを考えているんだ。この業界の未来のことを!」
「この映画の撮影は絶対に中止しない。分かったか。同じようなまねをまた見たら、お前はクビだ」とクルーズさんは言い、感染予防措置を取らない者は解雇すると繰り返した。
ヴァラエティ紙によると、映画は2021年11月公開の予定。BBCニュースはクルーズさんの代理人や映画製作関係者にコメントを求めている。
米ラジオ司会者ジョン・ロカさんも、「上に立つ立場の人がもっと大勢、感染予防策に違反するとかマスクをしない人間に、こうやって反応してほしい。トムがここで強調しているのは全体への影響で、そのことをもっと大勢に分かってほしい」と述べた。
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